ごあいさつ  漆工房オリーブ=辻孝史

独自の作品を作ることが生涯の課題

漆芸家・辻孝史  曽祖父から三代に渡る、香川では数少ない蒔絵師の家に生まれ育った私は、自然に高校・短大と漆芸の道に進みました。それを誰より喜んでくれた父を病で亡くした後、太田儔(ひとし)先生に師事させて頂き、籃胎蒟醤(らんたいきんま)を学びました。その中で自分は、父の彩色蒔絵と太田先生の籃胎技法を融合させた独自の作品を作ることが、生涯の課題だと思うようになりました。

聖書をテーマに

 太田先生は常に「作家は職人と違って、作品の中に自己の思想を主張し表現する必要がある。」と教えて下さいました。自分は何を主張し表現するのか?と問うた時、クリスチャンである私は、真の神の言葉である聖書をテーマにしたいと思いました。

 聖書の中には、オリーブ・麦・サフランなど、たくさんの植物が出て来ます。これからも、創造主である神に造られた自然のすばらしさと秩序に感動しながら、作品を作りたいと思います。


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