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松平公益会賞表彰式《四国新聞ニュース》

漆芸家辻さんら飛躍誓う 高松 松平公益会賞表彰式

若手から中堅の工芸作家の活躍をたたえる本年度の「県伝統工芸 松平公益会賞」に、漆芸家の辻孝史さん(47)=高松市=、北岡道代さん(43)=同=、陶芸家で会社員の島田誠さん(46)=三木町=が選ばれた。17日に高松市玉藻町の県立ミュージアムで表彰式があり、3人は喜びをかみしめながら一層の飛躍を誓った。

同賞は伝統文化の継承、発展を図ろうと、松平公益会(松平頼武会長)が2009年度に創設。県出身者か在住者で、各年度の公募展で優秀な成績を収めた50歳以下の作家を対象に選考している。3人は、第63回伝統工芸四国展(日本工芸会四国支部主催)の入賞作が選出の決め手となった。

式では、松平公益会の佐伯勉理事長が賞状と副賞20万円を贈呈。辻さんは3匹のトンボをあしらった箱で4回目の受賞となり「受賞の重みを痛感している。コロナの時代にこそ心和ませる作品作りに励みたい」と代表で謝辞を述べた。

十二単(ひとえ)をモチーフにした花器で3回目の選出となった北岡さんは「固定概念にとらわれず、幅広い表現に挑戦したい」と決意。柔らかい曲線美が印象的な花器で2回目の受賞となった島田さんは「後進には物作りの楽しさも伝えたい」と誓いを新たにしていた。

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